
福善船団も春に向けてドックinしております。今回は15,16福善丸のバルバス偽装をやってます。
昔は、アントニオ猪木になるのがいやで好きではなかったのですが、燃料の高騰で対策が必要!カッコは二の次です。軽油も免税で100円、私が漁師になった頃は40円台が長かったので燃料費など考えもしませんでした。

偽装前の16福善丸、チャンネルを入れた船底で気に入ってましたが、この姿も見納めでです。
明日から手術室に運ばれ別人に整形されます。


これがバルバスです。船首に長さと浮力を付け水の抵抗を減らし推進力を上げる仕組みです。古くは、戦艦大和が日本で始めて使用したといわれ、当時、最速だったとか。

当然、船首に長さ浮力が付くと、艫(とも)がシメテくるので、船尾にも長さ浮力をつけます。
回転数を上げれば上げるほど艫とオモテのバランスが変わってきますので、この調整が大工泣かせ!こればかりは、海に浮かべて走って見なければわかりません。
一発で合格できると良いのですが?

今回はオモッキリ出してとお願いしたので、まさにアントニオ猪木です。
燃費が変われば経営者としては多少の投資は仕方ありませんが、償却に8年はかかりそうです。

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