昔は漁場の取り合いで喧嘩になるぐらいでしたが、最近では高齢化とひじきの減少で、ひじき刈りに行く人も少なくなりました。
夜中の1時半出港で漁場へ、この時期の大潮は夜中のほうが引きが強く、一年で一番の干潮になります。
昨晩は、冬の海には珍しい良い凪で3時間ほど刈取りできました。
中には、船から磯に渡る時、海に落ちた漁師もいて心配しましたが、無事救助!


この時期のひじきは、まだ新芽で寒ひじきと呼ばれ珍重されます。

4時間釜茹され。

天日で一日干上げできあがり。
かなりの人力が必要で、やる人がいなくなった理由の一つ。
3年前から始めたひじき刈りですが、福島船団の寒修行!
佐田岬半の島先人達が保存食としてきた「ひじき」実際にやってみて大変さが分かります。
これからも伝統をたやさず続けたいと思います。
